ポケットWi-Fiの通信速度がいまいち出ないときに、試してもらいたい機能のひとつが「有線接続(USB接続)」になります。
ポケットWi-Fiは充電端子がUSB端子になっていますが、こちらをPCに接続することで
USB経由での有線接続をすることができるのです。
今回検証したのはソフトバンクの501HWという機種です。
多くのポケットWi-FiはPCに接続するだけで自動的にドライバがインストールされ、
有線接続に切り替わるようになっています。機種によっては手動でのドライバのインストールが必要になるケースもあるかと思いますので、ご注意ください。
Contents
実際に通信速度を測ってみた。
下記の条件でやってみました。
①同じ場所にて測定
②2.4Ghzおよび5Ghzそれぞれ測定
③無線接続・有線接続それぞれ測定
④念のため2回測定
今回通信速度の測定に使用したのは下記のサイトです。
2.4Ghzの測定
2.4Ghz帯の測定では下記のような結果になりました。
有線接続の方が下り(ダウンロード)のスピードが2倍近く速くなりました。
上り(アップロード)の速度はそれほど変わりませんでした。
pingやJitter値も有線接続の方が良くなり、通信が安定しています。
ping値:インターネットの応答速度を表す数値です。50ms以下でおおむね良好です。
Jitter値:ping値の揺らぎ(ブレ)加減を指します。こちらも低ければ低いほど通信が安定します。
5Ghz帯の測定
5Ghz帯の測定では下記のような結果になりました。
2.4Ghzのとき同様、下り(ダウンロード)は大幅に速くなっています。
ただ、上り(アップロード)は逆に遅くなってしまっていました。
エリアや周辺環境・周辺ユーザーの影響等もあるかもしれませんが、5Ghzの時に関しては上りが遅くなるケースがあるかもしれないので注意が必要です。
ZoomなどのWEB会議などでは上りの通信が重要になりますので、注意しましょう。
まとめ
下り(ダウンロード)の速度は有線接続(USB接続)にした方が大幅に速度アップ ということが分かりました。
上り(アップロード)については今回の検証では有線接続の方とそれほど変わらないか、逆に少し遅くなってしまいました。
多くのケースでは無線接続で問題ないかと思いますが、もしも調子が悪い・速度が出にくいと思ったときには有線接続(USB接続)をお試しください。