フォロワー数・アルゴリズム・炎上リスク——
オープンな SNS に疲れたユーザーが逃げ込む「クローズドタイムライン」が2025年半ばにかけて急拡大しています。
最大 10 人前後の招待制、24 時間で投稿が消えるといった“超・限定公開”設計が特徴。
本稿では なぜ伸びているのか、主要アプリの比較、利用シーンと注意点をまとめました。
Contents
■ 1. そもそも「クローズドTL」とは?
- 招待制:1アカウントにつき招待枠 3〜15 名
- 消滅タイムライン:24〜72 時間で投稿が自動削除
- アルゴリズムなし:時系列+閲覧者リストのみ
- スクショ通知:保存行為を全員に通知
■ 2. ダウンロード急増のデータ
| アプリ | 月間DL(2025/06) | 前年同月比 | ストア平均★ |
|---|---|---|---|
| Slidr | 460 万 | +280 % | 4.8 / 5.0 |
| Nook | 310 万 | +340 % | 4.7 / 5.0 |
| Cocoon | 210 万 | +190 % | 4.6 / 5.0 |
(出典:Sensor Tower “Emerging Social Apps Report 2025 Q2”)
■ 3. 主要アプリ機能比較
| アプリ | 招待上限 | 投稿寿命 | 特徴 | ビジネスモデル |
|---|---|---|---|---|
| Slidr | 10 人 | 24 h | 縦スライド 1 枚写真のみ | 月額 $3.99 / 無料版広告 |
| Nook | 15 人 | 48 h | 音声 30 秒+写真 | 年額 $29 ファミリープラン |
| Cocoon | 12 人 | 72 h | テキスト専用・AI要約 | 無料(ストレージ課金) |
■ 4. 人気が爆発した 3 つの理由
- アルゴなし=精神的安全
─ “いいね競争”が存在しないため比較ストレスがゼロに。 - エフェメラル設計
─ 投稿が消えることで“将来の炎上アーカイブ化”を防止。 - スクショ通知
─ コンテンツ流出抑止→本音投稿が増え、リテンションが高い。
■ 5. こんな人に刺さるユースケース
- ① リアル仲間限定 “第二のLINE”
─ 部活・ゼミ・同期だけで近況共有 - ② 推し活の“裏垢”
─ 同担3人だけで感想を即吐き出し→炎上なし - ③ チームビルディング
─ 社内 5 人限定の雑談TL→心理的安全性↑
■ 6. 始め方(Slidr 例)
- アプリDL → 電話番号登録
- 招待リンク発行 → 最大 10 名へシェア
- 24h 消滅のフォトTL開設 → スクショ通知を ON
■ 7. 注意点とリスク
- バックアップ不可:投稿は自動消滅。思い出保存したい人には不向き。
- 規模制限:人数上限があるため“告知型コミュニティ”には向かない。
- プライバシー依存:招待者が“内輪晒し”をすれば結局拡散リスク。
■ まとめ
- クローズドタイムラインは「SNS疲れの避難所」として急成長
- 招待制+消滅+スクショ通知で心理的安全性を担保
- 2025 年後半には LINE・Instagram も類似モードを投入予定
オープンSNSでの“映え疲れ”を感じたら、
仲間限定の消えるタイムラインで、素のコミュニケーションを取り戻してみては?
