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もうパスワードは要らない!Google・Apple・Microsoftで“パスキー”をセットアップする手順

もうパスワードは要らない!Google・Apple・Microsoftで“パスキー”をセットアップする手順

2025 年に入ってから「パスワードレス認証」が一気に加速し、“Passkey(パスキー)”対応サービスが続々増えています。
パスキーを使えば、フィッシング耐性 1000 倍とも言われる安全性で、ID・パスワード入力から解放される時代が到来!

この記事では、大手 3 社(Google / Apple / Microsoft)のパスキーをスマホと PC の両方でセットアップする方法をまとめました。

そもそもパスキー(Passkey)とは?

  • FIDO2 規格に準拠した公開鍵暗号方式の認証キー
  • 端末に秘密鍵を安全保管 → サーバー側には公開鍵だけ
  • 生体認証(指紋 / 顔)や PIN でローカル認証 → 自動ログイン
  • フィッシングサイトでは公開鍵が一致しないため偽装不可

1. Google アカウントでパスキーを設定

  1. Google アカウント › セキュリティ にアクセス
  2. パスキー」セクション →「設定を開始
  3. 指紋 / 顔認証 or 画面ロック PIN で本人確認
  4. 完了すると「このデバイスからパスワード不要でログイン可能」と表示

ヒント:「別のデバイスでも使う」→ QR コードを読み込めば、Windows / iOS 端末にも公開鍵を共有できます。

2. Apple ID でパスキーを設定

iOS 17 以降、Apple ID 自体にもパスキーを設定可能になりました。

  1. iPhone 設定 → [名前] → パスワードとセキュリティ
  2. パスキーを追加」をタップ
  3. Face ID / Touch ID で認証 → 追加完了!

Safari でパスキー対応サイトを開くと、自動で “パスキーを保存しますか?” が表示されるようになります。

3. Microsoft アカウントでパスキーを設定

  1. Microsoft アカウント › Security にサインイン
  2. パスキー」→「新しいパスキーを追加
  3. Windows Hello(指紋 / 顔 / PIN)で認証
  4. PC とモバイル(Edge / Authenticator)の両方に登録推奨

Windows 11 23H2 以降は、OS ログイン自体もパスキー優先に切替可能です。

スマホと PC 間での共有・バックアップ

  • Google:Android → Google パスワードマネージャで自動同期
  • Apple:iCloud キーチェーンで iPhone / Mac / iPad 間を暗号化同期
  • Microsoft:Authenticator アプリ or Windows Hello → クラウドバックアップ

いずれもエンドツーエンド暗号で保護されており、端末紛失時はサインイン+生体認証で復元可能です。

よくある質問(FAQ)

Q. 端末をなくしたらログインできなくなる?

復旧用デバイス / 予備パスキー / セキュリティキー(YubiKey など)を事前登録しておくと安心。

Q. 会社のアカウントでも使える?

Google Workspace / Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)ともに 2025 年 4 月からパスキー対応。管理者が許可すれば利用可能。

まとめ

パスキーは打ち間違いゼロ + フィッシング無効という、新しいログインの標準です。Google・Apple・Microsoft 3 社の登録は 10 分もかからないので、セキュリティ強化と快適ログインを両立するために、今すぐ設定してみましょう!