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GPTにプロポーズ文を書かせたら泣いた
最近、「ChatGPTで告白文を考えてもらった」という話を耳にしました。確かに、気持ちを言葉にするのが苦手な人にとって、AIはとても心強い存在かもしれません。
そこでふと思いました。
「ChatGPTに、人生で一度きりの“プロポーズの言葉”を考えさせたら、どんなのが返ってくるのだろう?」
興味本位でやってみたこの実験。
ところが、返ってきた文章に思わず涙腺がゆるんでしまったのです。
■ 指示したプロンプト
まずは、ChatGPTに以下のような指示を出しました。
「30代男性が、5年間付き合った彼女にプロポーズする言葉を考えてください。 真面目で誠実、だけど少し照れ屋な性格という設定で。」
返ってきたのは、こちらの文章でした。
■ ChatGPTが書いたプロポーズ文(全文)
「ずっと言おうと思ってたけど、なかなか言葉にできなかったんだ。
毎日一緒に笑って、泣いて、くだらないことで言い合って、それでもいつも隣にいてくれて、本当にありがとう。なんてことない日常が、君といるだけで特別になっていく。
君の笑顔を見るたびに、『この人とずっと一緒にいたい』って心から思うようになった。まだまだ不器用で頼りないけど、これから先も、君のことを大切にしていきたい。
どんな未来でも、君と一緒に歩いていきたい。だから――結婚してください。」
……どうでしょう?
意外と、本気でグッと来ませんか?
表現はシンプル。でも「言えそうで言えない気持ち」や「日常のありがたみ」を、これほど自然に文章化してくれるとは、正直驚きました。
■ まさかの“音読”で涙腺崩壊
さらに試しに、スマホの読み上げ機能を使って音読してみたんです。淡々とした声で読まれるこの文章。
……それが逆に、泣けるんですよ。
たとえば、感情を込めて読まれるより、冷静に読み上げられるからこそ、まっすぐ伝わってくる。
しかも、AIが“自分の言葉”として書いたのではなく、“あなたの代弁”として書いたことが、より心に刺さるのかもしれません。
■ いろんなパターンで再生成してみた
面白くなってきたので、別の条件でも書かせてみました。
- お調子者キャラ → 照れながらストレートに言うプロポーズ
- 遠距離恋愛中 → オンラインでのプロポーズ文
- 「人生で一番ダメな時期に支えてくれた彼女に向けた文」
どれも、細かなニュアンスまで丁寧に反映されていて、想像よりずっと“人間味のある言葉”が返ってきました。
特に「君がいたから、今の僕がいる」といった表現は、AIが書いたとは思えないほど自然で、感情を感じるものでした。
■ 本当に使える?リアルなプロポーズでの応用
もちろん、AIに頼りすぎるのはよくないかもしれません。
でも、
- 言いたいことがまとまらないときの“たたき台”として
- 自分の言葉に自信がないときの“参考文”として
- 緊張して言葉が出ない人の“補助輪”として
ChatGPTが書いた文章は、十分に“使える”と感じました。
むしろ、大事なことだからこそ、慎重に、でも素直に言葉にしたい。
そう思ったときに、AIの“補助的な言語力”はものすごくありがたいです。
まとめ:「AIのくせに、ちょっと泣かせにくるじゃん…」
最初は冗談半分の好奇心でした。でも、ChatGPTが書いたプロポーズ文には、想像を超える力がありました。
それは、「完璧」ではなく、「素直」な言葉の積み重ね。
人間の気持ちは複雑です。うまく伝えるのは簡単じゃありません。
でも、AIに手伝ってもらいながら、少しずつ自分の気持ちに言葉を乗せていくことも、素敵なプロポーズの形なのかもしれません。
あなたも一度、「プロポーズ文を考えて」とAIに頼んでみてください。
思わず泣きそうになる“あなた自身の気持ち”が、そこに言葉として現れるかもしれません。
