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小学生でもわかるステーブルコイン|1コイン=1ドルのふしぎなお金

小学生でもわかるステーブルコイン|1コイン=1ドルのふしぎなお金

みんなは「ビットコイン」って聞いたことあるかな?
インターネットの中にあるお金で、値段が上がったり下がったりします。

でも、1日で値段がドーンと下がったら困るよね。
そんなときに生まれたのが、「ステーブルコイン」です。

💡 ステーブルコインってなに?

ステーブルコインは、かんたんに言うと
「値段が変わらないインターネットのお金」のこと。

ふつうの仮想通貨(ビットコインなど)は、
100円だったのが次の日には80円になったり120円になったりします。
でもステーブルコインは、いつも同じくらいの値段をキープしています。

たとえば、1コイン=1ドルになるように作られているんです。

💰 どうして値段が変わらないの?

ふしぎだよね?でもちゃんと理由があります。

ステーブルコインは、本物のお金(ドルや円)とつながっているからです。

たとえば──

  • ステーブルコインを1枚発行すると、同じ分の「1ドル」を銀行に預ける
  • だから、いつでも「1コイン=1ドル」で交換できる

つまり、インターネットの中の“デジタルドル”なんです。

🏦 誰が作ってるの?

国が作る「お金(円やドル)」とちがって、
ステーブルコインは会社やプロジェクトが作っています。

  • USDT(テザー):世界で一番使われている
  • USDC:アメリカの企業「Circle」が発行
  • JPYC:日本円に合わせて作られたステーブルコイン

だから、「民間のデジタルマネー」と言えるね。

🚀 どんなときに使うの?

ステーブルコインは、いろんな使い方があります。

  • 世界中にすぐ送れる(銀行がいらない)
  • ネットでの買い物やNFTの支払いに使える
  • 仮想通貨の売買で「値段をキープ」したいときに便利

たとえば、アメリカの友だちに1ドルを送るのも、
ステーブルコインなら数分でできちゃいます。

⚠️ 注意しなきゃいけないこと

ステーブルコインは便利だけど、ちょっと気をつけよう。

  • 国のお金じゃないから、国が守ってくれるわけではない
  • 作っている会社が本当に「お金を預けているか」確認が必要
  • しくみがむずかしい種類(アルゴリズム型)もある

だから、使うときは「どのコインを使うか」を調べておくことが大事です。

💬 たとえるならこんな感じ!

種類 イメージ
ふつうのお金(円・ドル) 現金。国が保証している。
電子マネー(Suicaなど) お金をチャージして使う。
ステーブルコイン インターネット上で動く“ドルや円”。

🌍 これからどうなるの?

世界では、ステーブルコインを使った買い物や送金がどんどん増えています。
日本でも「デジタル円」を作る計画が進んでいて、
将来はスマホだけで世界中にお金を送れる時代になるかもしれません。

✨ まとめ:「ステーブルコイン」は未来のお金の形

・ステーブルコインは、値段が安定するデジタルのお金
・ドルや円などの“本物のお金”とつながっている
・早く、安く、世界中に送れる

まだ発展途中だけど、未来の“国をこえるお金”として注目されています。


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出典・参考:
USDC公式サイト
金融庁:ステーブルコイン制度整備
WIRED Japan「ステーブルコインとは何か」