小学生でもわかる「ウイルスと細菌のちがい」って?
風邪をひいたときや、ニュースでよく聞く「ウイルス」と「細菌(さいきん)」。
どっちも病気のもとになるけど、じつはぜんぜんちがう生き物なんだよ。
今回は、そのちがいをやさしく説明するよ!
🔍 どちらも「とっても小さい」!
ウイルスも細菌も、目に見えないくらい小さいつぶつぶ。
でも、その大きさはこんなにちがうよ:
- 細菌:とても小さいけど自分で動いたり分裂できる
- ウイルス:もっと小さくて、自分では何もできない
ウイルスは自分では生きられなくて、人や動物の体の中に入らないと動けないんだ。
🦠 細菌ってなに?
細菌は、自分で生きている生き物のひとつ。
食べ物を食べて、エネルギーを作って、仲間をふやすこともできるよ。
じつは全部が悪いわけじゃなくて、ヨーグルトの乳酸菌とか、おなかを助けてくれる善玉菌も細菌のなかまなんだ。
🦠 ウイルスってなに?
ウイルスは、生き物の細胞(さいぼう)に入ってのっとることでしか増えられない存在。
だから、「生きているのかどうか」さえ、はっきりわからないくらいのナゾの存在なんだ!
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスも、このウイルスのなかまなんだよ。
💊 くすりでどうちがう?
ウイルスと細菌はちがうから、効く薬もちがうんだ。
- 細菌の病気 → 抗生物質(こうせいぶっしつ)が効く
- ウイルスの病気 → 抗生物質は効かない!ウイルス専用の薬が必要
だから、先生がくれる薬は「どっちの病気か」によってちがうんだね。
📝 まとめ
- 細菌は自分で生きられる小さな生き物
- ウイルスは生き物の中に入らないとふえられない、もっと小さな存在
- 病気の原因になるけど、細菌は良い働きをするものもある
- 使う薬もちがうから、かんたんには見分けられない
ウイルスと細菌は、どっちも小さな存在だけど、とってもちがう性質をもっているんだね。
ちがいを知っておくと、体を守るヒントにもなるよ😊
