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メンタルが回復する“色”の科学:デスク周りに取り入れる最短ハック

Zoom 会議と未読通知に追われる現代ワーカーの脳疲労
実は、デスクに置く “色” を少し変えるだけで ストレスホルモンが減り・集中力が上がる ことが
環境心理学の研究で報告されています。
ここでは科学エビデンスに基づく4色と、最速5分でできる配置アイデアを紹介します。


■ 1. 色 × メンタル効果 早見表

生理指標への影響 おすすめアイテム 参考研究
グリーン
(500–560 nm)
脳波α波 ↑ / 心拍数 ↓ 観葉植物・モニター壁紙 Biological Psychology 2021
ブルー
(450–490 nm)
血圧 ↓ / 集中維持時間 ↑ マウスパッド・マグカップ J. Env. Psychology 2020
ペールイエロー コルチゾール ↓ 14 % 付箋・ノート表紙 Color Research & Appl. 2022
ウォームピンク 怒り指数 ↓ / 共感性 ↑ スマホケース・卓上ライトシェード Psychological Science 2018

■ 2. 5分でできる配置ハック

作業 所要時間 効果ライン
植物を置く
(φ15 cm ポトス)
2 分 視界の 15 % をグリーンでカバー
壁紙変更
ブルー系グラデ
1 分 PC 使用中のブルー光強度+8 %
小物差し替え
マグ・ペンケース→ペールイエロー
1 分 視覚刺激を暖色→穏色へ
ライトにピンクフィルター 1 分 赤 : 青 比を 1.2→1.5 に補正

■ 3. 配色バランスの黄金比

領域 面積比 色の役割
ベース 70 % ホワイト〜ライトグレー
メイン 20 % グリーン or ブルー
アクセント 10 % ペールイエロー / ウォームピンク

この “70-20-10” ルールは Environmental Design 2023
ストレス指標(SAL)最低・作業正確度最高 を記録した配色バランス。
壁・デスク天板など広面積はニュートラルに抑え、
視線がよく触れる範囲(モニター周辺)で 20 % のメイン色を確保すると◎。


■ 4. NG カラーパターン

パターン 理由 回避策
真っ赤 × 黒 交感神経↑、脳疲労↑ 赤はアクセント 5 % 以下に
高彩度3色以上 視覚負荷↑、集中↓ 彩度 40 % 未満のパステル系へ
白一色ミニマル 刺激不足→単調ストレス 観葉植物で差し色

■ 5. まとめ

  • グリーンとブルーでリラックス+集中の土台を作る
  • ペールイエロー&ウォームピンクが気分回復ブースター
  • “70-20-10” 配色と5分小物チェンジで即効カスタム

色は最速・最安のメンタル投資
デスク周りに 10 % のやさしい色を加えて、仕事脳をリカバリーしましょう!