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ビットコインって結局“何に使える”の?──5 分でわかる超入門ガイド

ビットコインって結局“何に使える”の?──5 分でわかる超入門ガイド

2009 年に誕生したビットコイン(BTC)は「怪しいネットマネー」と見られた時期もありましたが、いまや時価総額 2 兆ドル規模の巨大な経済圏を形成しています。
「でも実際、何に使えるの?」
ここでは5 つの代表的ユースケースをサクッと解説し、ビットコインの現在地を“5 分で把握”できる超入門記事としてまとめました。


ざっくり一覧:ビットコイン 5 大ユースケース

用途 ひとことで言うと 利用シーン例
①価値の保存 “デジタル金塊” インフレヘッジ、長期保有
②投資商品 ETF・先物で運用 NISA/401k で分散投資
③国際送金 高速 & 低コスト 海外出稼ぎの送金手段
④日常決済 スマホでピッ! カフェ・オンラインストア
⑤Web3 インフラ 二次創作プラットフォーム NFT・Ordinals・L2

① 価値の保存 ─ “デジタル・ゴールド”の立ち位置

発行上限 2,100 万 BTC という希少性から「金と同じ“価値の貯蔵庫”になる」と評価する向きが増えています。著名投資家キャシー・ウッド氏は「2030 年に 1 枚 600,000 ドル」と強気予測を公表(Barron’s)。もちろん価格変動は大きいですが、“通貨価値が目減りする国”ではドル代替の避難先として実需が拡大中です。

② 投資商品 ─ ETF で株と同じ感覚に

2024 年 1 月、米 SEC が現物ビットコイン ETF を承認し、BlackRock「IBIT」Fidelity「FBTC」 が上場。証券口座から株のように売買できるため、年金・保険ファンドなど超大型資金が参入しやすくなりました。リスク分散の一角として 1〜2%組み入れる投資家が増えています。

③ 国際送金 ─ 銀行より速い・安い

ビットコインを基盤とする Lightning Network なら、1 円以下の手数料で数秒送金が可能。フィリピンやメキシコでは、労働者がスマホウォレットで母国へ仕送りし、現地取引所で現金化するケースが一般化しつつあります(世界銀行統計では平均送金コスト 6.2%→Lightning は 0.1%未満)。

④ 日常決済 ─ 「ビットコイン払いできます」なお店が増加

エルサルバドルでは政府公式アプリ Chivo が普及し、屋台でも QR 決済が当たり前。日本でもビックカメラ・コジマなど家電量販店が bitFlyer 決済を導入し、オンラインでは Steam・Microsoft Store が BTC を受け付けています。体感的には「Suica でピッ」と差がないレベルに。

⑤ Web3 インフラ ─ NFT や新 L2 の基盤へ進化

2023 年の Ordinals ブームを皮切りに、StacksRunes といった L2 が登場。イーサリアムとは違うセキュリティ層を持つ“ビットコイン版 Web3”が立ち上がり、ゲームアイテムの NFT 化や分散 ID などユースケースが広がっています。


はじめ方:ビットコイン体験 3 ステップ

  1. 国内取引所で口座開設 ― Coincheck、bitFlyer など
  2. ウォレットを用意 ― ブラウザなら OKX Wallet、スマホなら BlueWallet
  3. 少額購入 → Lightning 送金を試す ― まずは 1,000 円分で OK

よくある Q&A

Q. ビットコインは違法じゃない?
A. 日本では資金決済法の「暗号資産」に分類され、登録交換業者のみが取引を提供できます。
Q. 税金はどうなる?
A. 現状は雑所得扱い。2026 年にも分離課税(20.315%)&損失繰越が検討されています。
Q. ハッキングが怖い
A. 取引所に置きっぱなしにせず、二段階認証+ハードウェアウォレットで自己管理するのが鉄則です。

まとめ

ビットコインは「投機だけ」の時代を超え、価値保存・投資・送金・決済・Web3の 5 つの顔を持つプラットフォームへ進化しました。
気になる方は“カフェ 1 杯分の金額”から試してみると、数字ではわからない実用性を体感できます。
Let’s ドリップコーヒー & ビットコイン!