買い物に行くタイミングを逃し、冷蔵庫には中途半端な食材がポツン……。
そんな「今あるものでサッと作りたい」日に、生成 AI をシェフ代わりに使ったら本当にラクなのか?
今回は ChatGPT-4o に食材リストを渡し、実際にレシピを提案してもらって調理まで試してみました。
1. 今回の“残り物”ラインナップ
- 鶏むね肉 120 g
- キャベツ 1/8 玉
- にんじん 1/2 本
- 卵 1 個
- チューブしょうが 少々
- 調味料:しょうゆ・みりん・ごま油・塩こしょう
正直、炒め物かスープしか思い浮かばないラインナップ……。ここで AI の出番です。
2. プロンプト入力 → 5 秒でレシピ提案
【プロンプト例】
これから挙げる食材だけで、15 分以内で作れる和風メイン料理を
1 品提案してください。分量・手順は初心者向けに簡潔に。
食材: 鶏むね肉120g、キャベツ1/8玉、にんじん1/2本、卵1個、
チューブしょうが少々、しょうゆ、みりん、ごま油、塩こしょう
GPT-4o の回答(要約)
「鶏むねとキャベツの半熟とろみ丼」
1. 鶏むねはそぎ切り、塩こしょうとしょうがで下味。
2. ごま油で鶏→にんじん→キャベツを順に炒め、しょうゆ・みりん各大さじ1。
3. 溶き卵を回し入れ 30 秒。
4. 温かいご飯に乗せて完成(2 人前)。
所要時間:わずか 5 秒。 「15 分以内」という条件も満たし、洗い物もフライパン 1 つで済むナイス提案です。
3. 実際に作ってみた
- 準備(3 分)
鶏むねをそぎ切り→袋で下味。野菜はざく切り。卵は軽く溶く。 - 炒め(8 分)
強火で鶏を焼き色、野菜投入。調味料を絡め、とろみは卵まかせで楽。 - 仕上げ(2 分)
卵を回し入れ、半熟で火を止め。ご飯に乗せゴマを散らす。
計 13 分で完成。野菜がしんなり、卵がとろっと絡んで “親子丼ライク” な満足感。味もバッチリでした。
4. AI レシピ活用のメリット&コツ
メリット
- 検索より速い:条件指定 → レシピ生成まで 10 秒以内
- 調理時間・カロリーなど “縛り” を細かくオーダー可
- 苦手食材の置き換えや量の増減も即リライト
コツ
- 制約を具体的に:「15 分以内」「フライパン 1 つ」など
- 「初心者向け」タグ を入れると難しい工程を避けやすい
- カロリーかたよりのチェック:油・塩分は目安量を必ず確認
5. よくある疑問 Q&A
- Q. AI レシピの味付けは当てになる?
- A. 「大さじ1」「小さじ1/2」など具体量を指定すれば安定。薄味に仕上がる傾向があるので味見して調整を。
- Q. 食中毒の危険は?
- A. 加熱温度・保存期限などは AI が誤る可能性あり。鶏肉は中心温度 75℃1 分など基本知識は自己防衛必須。
- Q. 買い足しリストも作れる?
- A. 「不足食材は?」と追記すればすぐ提案。Todoist に貼ってスマホ買い物リスト化が便利。
まとめ
生成 AI を使えば“冷蔵庫ガチャ”をわずか数秒で攻略可能。
次に食材が半端に残ったら、材料名+調理時間+調理器具をセットで ChatGPT に聞いてみましょう。
「買い足しゼロでおいしい一皿」が、あなたの定番レパートリーになるかもしれません。
