Contents
Midjourney 初の動画モデル “Model V1” が公開!静止画覇権から動画時代へシフト
画像生成界の雄 Midjourney が 2025 年 6 月 18 日(米国時間)に待望の 動画生成モデル「V1 Video Model」を正式リリースしました。従来の Discord/Web ワークフロー上で、たった数行のプロンプトから 最長 20 秒 のショートクリップを即座に生み出す——そんな未来が、ついに一般ユーザーの手に届きました。
V1 の特徴まとめ
- イメージ → ビデオ:手持ち画像や Midjourney 生成画像をドラッグ&ドロップするだけで 4 本の 5 秒動画を同時生成。最長 20 秒まで拡張可。
- 料金:1 本あたり 画像ジョブの 8 倍 の GPU クレジット。1 秒=画像 1 枚分とほぼ同コストで、競合比 25 分の 1 と破格。
- モード:全プランで Fast モード対応、Relax モードは Pro 以上。
- 対応 UI:当初は Web ギャラリー & Discord の
/animateコマンド経由。今後はモバイルアプリ統合も計画。
実際に試してみよう ― 3 ステップ
- Midjourney Web にログインし、〈Upload / Generate Video〉をクリック。
- 画像をアップロード +「
sunset cyberpunk street, camera pans upward」など動き指示入りプロンプトを入力。 - Fast/Relax を選んで Create! 数十秒後に 4 本のプレビューが表示されるので、お気に入りを MP4 で保存。
クオリティは?ライバルとの比較
試用レポートによれば V1 は「Midjourney らしい幻想的テクスチャ」と「安定した被写体一貫性」が強み。一方、実写級モーション は Sora や Google Veo 3 に譲る場面もあり、「アート寄り × お手頃価格」で差別化を狙うポジションです。
クリエイター視点の活用シーン 5 例
- SNS ショート動画:縦型 9:16 で TikTok / Reels に即投入。
- MV の背景演出:歌詞に合わせたアニメーションを量産→編集で繋ぐ。
- 広告 AB テスト:低コストで 10 パターン作り クリック率検証。
- UI モック:アプリ画面のスクショを動かしてプロトタイプ動画化。
- 教育・研修:静止図よりも動きで概念を説明、理解度アップ。
著作権リスクと法的論点
公開と同時に Disney/Universal 連合による訴訟 が加熱。WIRED の検証では「Wall-E が銃を構える動画」など著作物キャラクターを生成できてしまうケースも報告され、フィルタ精度が課題視されています。 また北欧メディアは同訴訟が AI 業界全体の転換点になり得ると指摘。 商用利用前には 権利クリアランス と C2PA メタデータ保持 の確認が必須です。
今後のロードマップ
開発チームは「V2 は 4K/60 fps、音声合成との統合も視野」と公言。さらに 3D シーン生成やインタラクティブ環境の実装を経て、〈誰でもバーチャルワールド構築〉を最終目標に掲げています。
まとめ ― “動画元年” 第 2 章の主役なるか
生成 AI 動画はまだ黎明期ですが、低コスト × アート指向 の V1 は個人クリエイターの強い味方。今のうちにプロンプトと カメラワーク指定 のコツを掴み、一次情報+作例をブログや SNS で発信すれば PV ブーストは確実です。あなたも早速 V1 で「静止画覇権」から一歩先へ踏み出してみませんか?
