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アメリカで続伸中の衣料品レンタルサービス「Rent the runway」、洋服もサブスクリプション化へ

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Rent the runway とは

アメリカで展開している衣料品をレンタルすることができるサービス。
500以上のブランドの服をレンタルでお得に着ることができます。

Rent the runwayのレンタルプランは都度レンタル料を支払うタイプと、
サブスクリプションの2プラン、
①89ドル/月で月間4品まで借りられる
③159ドル/月で無制限に借りられる
があります。
配送料やクリーニング代は全て料金に含まれています。
基本はレンタルですが、気に入った服は購入することもできます。

また、Rent the runwayはレンタルができる実店舗を要しています。
現在5店舗まで拡大しているようです。

現在時価総額1100億円とかなり事業が拡大してきている注目のサービスです。
先日約140億の資金調達を果たしました。

会員数はなんと900万人以上
また、具体的な売上については明らかにしていませんが、1億ドル超(約110億)とのことです。すごいですね…。
売上のうち、無制限のプランの契約が全体の20%だそうです。

■洋服のサブスクリプション、日本でも流行の兆し?

日本でも徐々に認知が進んできています。ユーザが増えてきているサービスをご紹介します。

■airCloset 

airClosetは好みのスタイルや色、お洋服のお悩み、ご利用シーンなどを登録するとプロのスタイリストが洋服を選んでくれます。
ライトプラン(月額6,800円)月間3着の洋服が送られてきます。レギュラープラン(月額9,800円)なら無制限で交換することができます。
コーディネート満足度91.8%とのことで厳選の精度はかなり高いみたいですね。

会員数16万人、平均年齢36歳、92.5%が働く女性 とのことです。
うち有料会員数がどの程度か分かりませんが、ユーザー数の推移が加速度的に増えていることから今後も期待のサービスです。
https://rp.kddi-research.jp/download/report/RA2018011
https://www.env.go.jp/press/y030-20/mat02.pdf

Rent the runway 同様、原宿にある実店舗でのレンタルも開始しました。
こちらはサブスクリプションの契約とは紐づいていないようです。

■メチャカリ

サイトトラフィックは月間10万ユーザ、アプリダウンロード数60万回以上、有料会員数は12,000人を突破したとのこと。

グループブランドの服をレンタル展開しているので、他サービスに比べて料金が安いです。
恐らくファッションのサブスクリプションサービスでは日本最大手になります。

https://www.ryutsuu.biz/ec/k122112.html

■まとめ

日本ではまだまだ「洋服は買うもの」という意識が根強く、
かつ、低価格化により選ばなければ5,000円以下で全身揃えられるような時代です。
ファッションレンタル事象者にとってはファストファッションが大きな競合となるでしょうね。
ただ、ファッションという分野は顧客の分母が他のサービスに比べて圧倒的に多いですので、全ての牌を取りに行く必要はありません。
1億2000万人のうち、1%がサブスクで服を着る、という選択肢を加えただけで120万人規模の市場になります。
airClosetのユーザー層の90%以上が働く女性とのことですが、このあたりは認知が進めばまだまだ確実に潜在需要のある部分だと思います。
オフィスカジュアルみたいな服装って別に欲しい訳じゃないけど、同じ服ばっかりって思われなくないし…って感じで渋々買いに行っている人も多いんじゃないでしょうか。
服選びの手間解消したい人や、あとはプロのコーディネートで新しい服に出会う楽しみを見つけたい人には良いですね。
実店舗型レンタルの例がありましたが、個人的には古着屋でレンタルなんかも面白そうと思います。ZOZOさんあたりお願いします!